【メルボルン8日AAP】 VIC州メルボルンから同州南西部のジーロング(Geelong)へ、今年4月から3か月間にわたり、10億リットル以上の水をパイプで配送することが分かった。VIC州で2番目に大きいジーロングにおいて、生活用水などの需要を確保するのが目的だ。
VIC州ではバーウォン(Barwon)地方で長期にわたって降雨の少ない天候が続いており、水道当局は今後の水不足に備えたい考えだ。ジーロングでも、春から夏にかけての少雨で、貯水率が41%まで低下している。
VIC州のネヴィル水道相は「パイプによる水の補給で、ジーロング地方に使用を制限する必要もなく、水を十分に供給できる」と話した。配送用のパイプは59キロメートルにおよぶとみられ、パイプ配送による消費者への追加コストもないと説明している。