【キャンベラ11日AAP】　　　連邦政府は11日、国内で不足する職業のビザ規制を緩和すると発表した。農家の人手不足を解消するワーキングホリデーや季節労働者のほかに、スポーツや医療部門でもビザ規制が緩和される。

コールマン移民相は、「国内の仕事は国民に従事してほしいが、農家らが操業を続けるためには必ずしも可能でない」と述べた。農業セクターにとって、季節労働者の雇用が容易になる。

スポンサーを持つサッカー選手やテニスコーチ、芸術家などは8年のビザ取得が可能になる。コールマン移民相は、「高い技術を持つ専門家を招きいれることは、国内の才能の発育につながる」と説明。

医療部門では、歯科医や麻酔医のビザ取得が容易になる。地方の深刻な医師不足を受けて、一般医（GP）勤務を希望する海外で訓練された医師は、地方や遠隔地での勤務が勧められる。保健局は、ビザ条件を満たすよう内務省と連携していく。