【シドニー12日AAP】 米ボーイング社の最新飛行機「ボーイング737MAX8」の2度の墜落事故を受けて、民間航空安全局(CASA)は同シリーズの国内発着を一時停止した。
CASAは12日、同機でオーストラリアを発着する国際線2便の運航停止措置を取った。シンガポールのシルク・エアはすでに737MAXの運航を停止している。フィジー・エアウェイズは2機を別便に代替しなければならない。CASAのシェーン・カーモディCEOは、「737MAXの安全性リスクについて情報が得られるまでの一時的措置だ」と述べた。中国とインドネシアも11日、同様な運航停止措置をとった。
10日のエチオピア航空の墜落事故では157人が死亡。昨年10月にはインドネシアのライオン・エアの同モデルが墜落し、犠牲者189人を出す惨事となった。