【メルボルン4日AAP】 最新の世論調査「ニューズポール」の結果では、2党対決における野党と与党の支持率は56対44と野党が大幅にリード。野党のアボット党首を首相にと希望する有権者数も上昇した。また、全体に対する労働党の支持率は前回比6%減の32%。対する野党支持は4%増の48%だった。ギラード政権は先頃、総選挙の日を9月14日と発表したばかり。
同調査結果を受けて、自由党のバンストーン元大臣は、ギラード首相の支持層の薄さを指摘。「議席を失いそうになった時に考えるのが、“党首がしっかりしていれば私の議席も確保されるはず”ということ。ラッド氏復活を希望する労働党議員が出てきてもおかしくはない」と述べた。
一方で、ホーク政権時代のリチャードソン元大臣は、ラッド氏は充分な支援を得ていないため首相の座への返り咲きは現段階では希望していないであろうことや、個人的に同氏を嫌う人が多いためラッド氏復活はあり得ないであろうと述べた。