【メルボルン7日AAP】 VIC州で1月、失業率が5.6%から6.1%まで上昇し、オーストラリア本土の中で最高水準となったことが、オーストラリア統計局(ABS)の発表で分かった。
これについて、同州野党の雇用広報担当、ティム・パラス氏は、1月、さらに3万人の州民が雇用を失っているのは、ベイリュー州政権が基盤整備事業で雇用就業機会を創出せず、公共部門で予算削減も行ったためだと批判した。
しかし、ベイリュー州首相は7日、州議会に対し、12月の失業率数字は1万4,000人の雇用が創出されたことを示すとし、月別の数字の変動が激しいものと指摘した。また、VIC州の経済は現在、豪ドル高をはじめ、連邦政府の物品サービス税の収益分配変更見送りや炭素税によるエネルギー費の上昇など、重大な課題に直面していると述べた。