【シドニー8日AAP】 シドニー南西部カムデンで行っている炭層ガス(CSG)採掘事業の拡大を予定していたAGLエナジー(AGL)は、住民が懸念を抱いているとして、同事業の拡大を中止すると発表した。
同社の関係者は8日に出した声明で、「AGLは、本事業の拡大提案に関して、住民の一部が懸念を抱いていると承知しており、拡大を中止することにより、その懸念を検討することが可能になると考えている」と述べた。
同社は2001年以来、同地区でCSGの採掘事業を行っており、NSW州の天然ガス所要量の約5%を提供しているが、シドニー圏におけるCSG事業の反対運動によると、同事業の運営により、飲料水資源が危険にさらされるという。