【メルボルン9日AAP】 VIC州で製造された市販のチーズからリステリア菌に感染した症例で死亡者数が3人に達したことをVIC州保健局が確認した。
フェアファックスが10日付で報道したところによると、NSW州に住む68歳男性が死亡したのは先月下旬。男性は、「ジンディ」(Jindi)社のチーズを食べリステリア菌に感染した。同社のチーズによるリステリア菌感染は20件以上報告されており、VIC州の男性(84)とTAS州に住む男性(44)が死亡。NSW州では妊娠中の女性が流産した。
リステリア菌は感染してから発症までにしばらく時間がかかることから、当局では今後も患者数が増える可能性があるとして警戒している。このチーズを販売したジンディ社では先月6日までに製造されたチーズの自主回収を行っている。