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SASの英雄、軍脱退の噂を一蹴

【キャンベラ11日AAP】   11日付のニューズリミテッドは、ビクトリア・クロス賞を受賞したベン・ロバーツ・スミス伍長(34)が軍を脱退する予定だと報じた。これに対して同伍長は「軍を去る予定はない」と噂を一蹴した。

ロバーツ・スミス伍長は声明を発表し、現在も特別空挺部隊(SAS)に属しているし、脱軍の予定はないと明言。ただ有給がたまっているので今年末にも長期休暇を計画していると述べたが、これは軍における重労働が原因ではなく家族と一緒に過ごす時間を持つためとしている。「私的なことを公にしなければならないのは残念であるが、間違った報道については修正が必要だ」と同伍長。

ロバーツ・スミス伍長は2010年、派兵先のアフガニスタンで敵との銃撃戦の最中、仲間を救出したその勇気が称えられ、国内軍事関係者の最高賞であるビクトリア・クロス賞を受賞した。ベトナム戦争以降、同賞を受賞したオーストラリア軍兵士はこれで2人目。

 

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