【メルボルン15日AAP】 VIC州南西部の限定された地域を調査した結果、12万年前に人間が暮らしていたとみられる形跡が発見されたことが分かった。オーストラリア大陸に人が暮らしていたのは、これまで6万年前とされていたが、これよりも6万年前から人がいたことになる。
VIC州のロイヤル・ソサエティーは、12万年前に先住民アボリジニがオーストラリアの地に暮らしていた可能性を調査している。このほど、10年間におよぶ調査のなかで、同州ウォーナンブール(Warrnambool)近くのモイジル(Moyjil)で、不自然な貝の堆積物や焼けた石などが発見された。
同ソサエティーによると、調査対象とされた1.36ヘクタールの土地について、VIC州政府は文化財として保護する方針を示している。