【シドニー16日AAP】 NSW州政府が、シドニーの集水流域内にあるデンドロビウム石炭鉱山の拡大事業を認可したことをめぐり、同州の自然保護協議会(NCC)は、同事業の認可は無謀であり、集水流域内の自然生態系の損傷につながると反発している。
NCCによると、ウロンゴン地区にある同鉱山は、現在、立ち入り禁止となっている集水流域のダムから数百メートル以内の範囲まで拡大し、採掘過程が行われると、岩盤に亀裂が生じ、飲料水が失われる恐れがある。
しかし、NCCの主張に対し、NSW州政府は、その証拠が不十分だとしているという。