【シドニー18日AAP】 NSW州野党労働党のデイリー党首は、アジア人労働者について発言した映像について、釈明を強いられた。
2018年9月にブルーマウンテンズのパブで撮影された映像内で、デイリー氏は「若者がシドニーを去り、典型的にアジアからの博士号を持つ若者が仕事を引き継いでいる」と発言した。
デイリー氏はこれについて、「生活に困窮する若者がシドニーを去り、多くがアジアからの外国人労働者に置き換えられているという事実を述べただけだ」「アジアの若者が労働に来るのが悪いのでなく、自分の子どもには他州でなく地元にいてほしいだけだ」と説明した。同氏の広報官も、「国内の若者を圧迫する生活費や住宅価格について討議していたのみ」と述べた。
前任のルーク・フォレイ氏は2018年、シドニー西部について“white flight(白人の郊外への移動)”と表現し、激しく批判された。