【ホバート21日AAP】 反捕鯨団体「シー・シェパード」(SS)の妨害船との一連の衝突を受けて、日本の調査捕鯨団が20日、給油の断念に追い込まれた事件で、調査捕鯨活動が早期に切り上げられるとの憶測が流れているが、日本政府側は、これは正しくないと断言した。
SSのポール・ワトソン船長は、調査捕鯨が中止されており、今季残りの18日間にわたり捕鯨活動が行われない見通しだと話しているが、これに対し、在メルボルン日本国総領事館の側嶋秀展(そばしまひでのぶ)総領事は、今回、調査捕鯨団が給油活動を一時的に中止していることにすぎないとし、同船長のコメントは、正しくないと述べた。また、AFP通信の報道によると、水産庁の高官は、今季の調査捕鯨活動は続くと述べたという。