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看護師に放置された母親、単独で出産

【シドニー21日AAP】   シドニー西部のブラックタウン病院で20日未明、看護師に放置された母親が単独出産を余儀なくされた問題をめぐり、NSW州の野党は、オーファレル政権が30億ドルの保健予算削減を行い、病院の職員などにこれまで以上の圧力をかけたのが原因だとしている。

母親は19日朝、陣痛のままで同病院に来院したが、正午ごろに出産はまだ先のため、帰宅するよう言われた。しかし、拒否して産科病棟に移され、翌日の朝に娘を単独で出産した。news.com.auの報道によると、その後、看護師がつくまで10分がかかったという。

野党側の保健広報担当、アンドリュー・マクドナルド氏によると、母親が助けを叫び求めたところ、部屋にいたほかの患者が駆け付け、出産を手伝った。同氏は、これは信じられないほど悲惨な一件だとし、州保健相にその経緯を弁明する責任があると訴えた。

 

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