【シドニー23日AAP】 シドニー空港では、先週一週間で合計20キロの違法薬物が押収された。
今月17日、同空港に到着したベトナム人男性の手荷物から合計3キロの白い粉末が発見された。初期検査ではヘロインの陽性反応が出た。さらに、別の出来事として、16日にベトナムから到着したオーストラリア人女性が、無申請で持ち込もうとしたきのこや香辛料、小麦粉などの食料品の中にエフェドリン12キロを隠し持っていた。また、4.5キロのエフェドリンをやはり食料品の中に隠し持っていたベトナム人女性が逮捕された。
エフェドリンは「アイス」など合成覚せい剤製造の材料になる化学物質で、無許可での輸入は禁止されている。税関では今後、今回押収した薬物に関してさらなる重量・詳細検査を行い、含有物質を調べるとしている。