【キャンベラ19日AAP】 国内の失業手当受給者を対象に行った調査の結果、政府の雇用支援サービス“ジョブアクティブ”が就職に役立っていないことがわかった。
調査は15歳以上の手当受給者4,000人以上を対象に行われた。3分の2以上が「仕事を見つけるのに役立っていない」、4分の3近くが「昨年、担当者と会わなかった」と答えた。また、長く失業中の80%が鬱(うつ)や不安症を患い、90%近くが「無職であることが要因」と答えている。WA州のチャドさん(24)は、「就職難について担当者に訴えたが、ただ『今日はありがとう。また来月』と言うだけだ」と話した。失業手当の受給には、毎月20職への応募や担当者との面接などが必要だ。
政府は「失業者と雇用主のマッチングを支援する」と主張するが、先ごろの上院委員会でも「目的に合っていない」との見方を受けている。
求人アプリFound Careersのアンドリュー・ジョイス氏は、「ジョブアクティブのやり方は現代に噛み合っていない。急速に技術を発展させる必要がある」とコメントした。