【ホバート25日AAP】 南極海で展開されている、日本の捕鯨活動船と反捕鯨団体シーシェパード(SS)との対決が激しさを増しつつある。SSの報告では、捕鯨母船の給油を阻止しようとした同団体の船に日本船が衝突を仕掛けたという。
SSによると、25日午後、日本の捕鯨母船「日新丸」はSSの活動船「ボブ・バーカー」号に、故意に2回衝突。ボブ・バーカー号は、南極海のオーストラリア海域で給油を試みていた日新丸の活動を妨害しようとしていたという。先週にも給油活動を阻止しようとした際に、同様の衝突があったという。さらに、日本側はSSに対して衝撃手榴弾を投下するなどした。
またSSによると、現在、海上自衛隊の大型砕氷艦「しらせ」が南極海に到着し、捕鯨活動船の防御を行っているという。しらせは最大乗船人員数250人、ヘリコプター3機を搭載することができる。これに関してバーク連邦環境相は日本政府に対して、しらせの配置目的の説明を求めた。