【シドニー28日AAP】 NSW州狩猟動物理事会(NSWGC)の最高経営責任者代理、グレッグ・マックファーランド氏が違法狩猟や不法侵入、動物虐待を行った容疑で警察の捜査を受けているとして、オーファレル州首相は28日、州議会に対し、外来動物の狩猟を国立公園で許可する計画を保留すると発表した。
今年5月に77箇所の州内国立公園などを対象に、同計画のがNSWGCにより実施されることになっていたが、今回の捜査を受けて、州政府は、公的資金を受けるNSWGCの統治能力を検証する調査を依頼し、完了するまで同計画の実施を保留する予定。
捜査をめぐり、国立公園の自然保護官を代表する公務員労働組合のジオ・パパス氏は、「NSWGCは信頼にたえないという私たちの当初からの懸念が的中した」と述べた。