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「コービー保釈後も品行方正」 政府

【シドニー10日AAP】   大量の大麻を密輸しようとしたとしてインドネシア・バリ島の刑務所に収監されているシャペル・コービー受刑囚(35)に関して、カー外相は、収監先の刑務所に対して、同受刑囚が保釈された場合でも品行方正でいることを保証する公式文書を送った。

これは今月8日、在バリ島のオーストラリア領事が、刑務所に届けたもの。政府がこのような文書を提出することは異例のことだが、カー外相は、これがコービー受刑囚の仮保釈を確定させるものではないとし、あくまで、インドネシアの習慣として、受刑囚の家族がすべきことを政府が代行しただけと述べた。カー外相は、国民の多くがコービー受刑囚は釈放されるべきと考えているとし、これ以上刑務所にいることは同受刑囚にとって残酷なことであると述べた。

仮釈放が認められた場合、コービー受刑囚はパスポートを没収され、刑期が完全に終了する2017年1月までバリ島に留まり、オーストラリア領事館に対する毎月の報告義務が課せられるという。

コービー受刑囚は2005年、バリ島に旅行で訪れた際にボディボード・バッグ内に4キロの大麻を隠し持っていたとして現地空港で逮捕された。ずっと無実を訴えていたにも関わらず懲役20年の刑を受け、昨年5月にはユドノフ大統領の恩赦で刑期が5年短縮された。理由について、受刑囚は命を脅かす可能性がある精神疾患であるという。

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