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民間健康保険 プラン変更に注意

【シドニー25日AAP】   今年も4月1日に民間健康保険料が引き上げられるが、例年に反し、被保険者は変更を待って保険プランを見直すようアドバイスが出されている。

今年は平均3.25%の保険料引き上げだ。平均で独り身の人は週1ドル14セント、世帯は週2ドル35セント保険料が上がる。2009年以降、消費者物価指数(CPI)は20%上昇したのに対し、保険料は66%上昇している。消費者機関チョイスが行った調査によると、健康保険料が初めて電気料金を上回って世帯の主要支出となった。

通常、被保険者は4月1日の値上げ前にプランを比較し、12か月の前払いが勧められるが、チョイスは政府の民間保険改革を待ってプランを選ぶよう勧める。新制度の下、入院プランは「ベーシック」「ブロンズ」「シルバー」「ゴールド」の4つに分かれる。現行のプランはすべて新制度に移行するが、人工股関節置換手術など特別な処置が必要な場合に含まれない可能性があることから、待ったほうがよいとされる。プランの変更によって被保険者が最長12か月の待期期間を再び課されることのないよう、保険会社は2020年4月1日までに新制度に移行する。

また、チョイスは比較サイトの使用を警告するが、比較サイトのiSelectは「すべての保険会社と緊密に連携してきた。消費者はiSelectを通して選んだプランに自信を持っていい」とこれを退けた。

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