【ブリスベン20日AAP】 クイーンズランド大学が行った調査により、ブリスベンのバス運転士が黒人およびインド人の乗客に対し明らかな人種差別を行っていることが分かった。
調査では、アボリジニと太平洋人、アフリカ人、アフリカ系アメリカ人の黒人とともに、インド人、色白のアジア人、色白の白人の4つのグループに分けられた参加者が、欠陥のある乗車カードでバスに乗ろうとした運転士との出会い1,500件が記録された。
カジュアルな服装を着た参加者全員の約65%がバスに乗せられたが、そのうち白人77%が乗せられたのに対し、インド人51%と黒人38%しか乗せられなかったと、グループの間で相違があった。中国人と日本人、マレーシア人を含めた色白のアジア人について、白人とほぼ同様の73%が乗せられた。
参加者がスーツなど注文仕立ての衣服、または軍服を来た際は、乗せられた総割合が増加したが、そのうち乗せられた黒人とインド人の割合がカジュアルな服装を着た際と同様にほかのグループを明らかに下回ったという。