【メルボルン26日AAP】 メルボルンのレストランが移民の従業員に不当に低賃金を支払っていたとして、告訴された。
フェアワーク・オンブズマンは、China Bar Buffet (Epping) Pty Ltdとシアク・コング・チー責任者、イング・リー簿記係を相手に訴訟を起こしている。同社はエッピングのレストラン「チャイナ・バー・シグネチャー」とファストフードの「チャイナ・バー・エクスプレス」を所有する。
同社は2015年2月から2016年12月にかけて、配偶者ビザの中国人従業員に対する支払いが6万9,321ドル不足した。従業員はキッチンハンドとして週60時間勤務したが、受け取った賃金は週700~1,060ドルで、通常時給、残業や週末・祝日割り増し手当が不足していた。同社はさらに、従業員らの勤務時間や支払いを偽って報告していた。
レストランに対する罰金は最大で6万3,000ドル、両者には違反につき最大1万2,600ドルが科せられる。違反が明るみになって以来、同社はチャイナ・バー・シグネチャーの操業を関連のない別事業に託した。