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フィリピンで人質の豪人が解放される

【シドニー23日AAP】   1年3か月近く前にフィリピンでイスラム過激派により人質としてとらえられたオーストラリア人のウォレン・ロッドウェルさんが23日に解放された。カー外相はこの解放の事実を確認し、歓迎の言葉を述べた。

50歳代のロッドウェルさんは2011年12月5日、フィリピン南部の自宅でいたところを、アルカイダの関連組織「アブ・サイヤフ」の武装兵により誘拐された。同組織はロッドウェルさんを誘拐したことを証明するため、誘拐期間中に少なくても4本のビデオ映像を公開した。うち1本の中でロッドウェルさんは、誘拐犯らが身代金として200万米ドル(193万豪ドル)を要求していると述べた。

しかし、1年3か月近く経過した23日朝、ロッドウェルさんはミンダナオ島の町パガディアンで無事解放された。現地にいた記者からの写真と短編ビデオには、やせ衰えたが笑顔のロッドウェルさんの姿が映し出されていた。

カー外相は同日、「これはロッドウェルさんとその家族にとって素晴らしいニュース」だと述べた。また、「本件ではフィリピン政府が主導的役割を果たした。その不断の努力は祝意に値する」として、特に同政府の国家警察誘拐対策班に感謝した。

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