【シドニー25日AAP】 22日午後、シドニー南部で発生したヘリコプター墜落事故で、CSIRO(オーストラリア連邦科学産業研究機構)は、元科学者4人が死亡したことを発表した。
この事故は22日、シドニーのバンクスタウン空港を離陸したヘリコプターが、午後零時10分頃、シドニー南部ブーリトップスにある人気レストラン「パノラマハウス」横の芝生に着陸しようとしたところ、木に接触し、機体の側面が衝突した後に炎上した。レストランのスタッフが消火しようと試みたが火の威力が強く近づくことができなかった。乗っていた4人は即死だった。
CSIROによると、乗っていたのはアンソニー・ファーマーさん(68)ら4人で、いずれも元CSIROに属していた科学者。25年から37年の勤続年数だったという。オーストラリア交通安全局(ATSB)によると、事故機のガソリンタンクはアルミニウム製で、事故が発生した際にガソリン漏れを起こしやすいため交換するよう推奨していたという。