【キャンベラ25日AAP】 フィリピンでテロ組織に誘拐され、長期にわたり拘束されていたオーストラリア人男性が先頃無事に解放された件で、この男性が解放後、初めてメディアの前に現れ、「人々の支援に心から感謝している」と述べた。
オーストラリア人男性のワーレン・ロッドウェルさんは、フィリピンの首都マニラで取材を受け、「拘束されていた時は、希望も何もなかった。私の解放に向けて協力、支援の手をさしのべてくれたすべての人々に感謝している」と述べた。25日午前には、ロッドウェルさんの姉と弟が会見し、「無事解放に向けて望みを捨てなかった。ワーレンのような被害者を出さないためにも犯人逮捕に全力を挙げて欲しい」と述べた。
ロッドウェルさんが誘拐されたのは1年3カ月前。テロ組織アルカイダ系の「アブ・サヤーフ」という団体によって誘拐された。