【メルボルン26日AAP】 聖職者による虐待の犠牲者らの支援団体の創設者によると、カトリック教会の幹部らは同教会に法律は適用しないと考えているという。また、性的虐待の問題解決にも無関心だとした。
26日に行われたVIC州議会の審問会で、支援団体「ブロークン・ライツ」のクリス・ワイルディング氏は、カトリック教会が「極度に力を持った団体」であり、至上主義的で好き放題にふるまっていると批判。また、司教らは性的虐待の事実を知っていながらも問題の聖職者らを別の教区に異動させたとして、審問委員会が刑法の適用を奨励するよう要請した。
ワイルディング氏の主張では、カトリック教会は、力を持った別の多くの団体に対し強い影響力を持っているため、長年にわたり虐待の実態が隠ぺいされてきたという。