【キャンベラ２７日ＡＡＰ】　　　所得に関する最近の調査結果によると、オーストラリア人の平均所得は過去２０年で全体的に増加したが、特に高所得者の増収率が目立つことが明らかとなった。

生産性委員会の報告書によると、平均所得額は09／10年度までの過去２０年間で、週当たり８００ドルから１１００ドルに上昇した（11／12年度のドル価値に変換した結果）。これは全体平均で３８％の増加となる。

低所得者と高所得者の両方が所得額を伸ばしたものの、高所得者の増収率が著しく高く、２０年で週当たり２０００ドルから３２００ドルにも上昇し、７０％増となった。この不平等の一因は、フルタイム、パートタイム、自営業のそれぞれの平均所得における格差にあるという。また、過去２０年でパートタイム労働者数が１３６％増えたのに対し、フルタイム労働者数が４３％増にとどまったことも原因とされる。