【キャンベラ28日AAP】 反捕鯨団体「シー・シェパード」(SS)の妨害船「ボブ・バーカー号」が南極海で今年2月20日、日本の調査捕鯨団の母船「日新丸」に衝突され、衝撃手榴弾を投げ付けられたなどと主張していることをめぐり、在豪日本国大使館の天野哲郎公使は、日本の調査捕鯨について虚偽の情報を流すために、SSが「狡猾な広報戦略」を取っていると、AAPによるインタビューで明らかにした。
同氏は、調査捕鯨団の船舶を護衛するために、日本側が海上自衛隊の砕氷船を南極海の現場に派遣したSSの主張も、「ボブ・バーカー号」の衝突事件に関する主張と同様に、完全に偽造のものだと付け加えた。また、「SSの戦略は、反捕鯨プロパガンダを作ることだと理解してください」などと話した。