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警察の紛失武器の重要参考人、自ら出頭

【シドニー30日AAP】   NSW州警察の多数の武器が紛失した事件で、行方が分からなくなっていた重要参考人の警察職員が30日、自ら警察に出頭した。

出頭したのは、シドニーの州警察センター・武器課に勤務する上級武器係のアラン・カンバーランド氏(38)。紛失した武器に関する長期調査の結果、事件に大きくかかわる人物として同氏の名前が浮上したという。そして29日、行方不明の同氏の捜索が州全域で開始されたが、翌日午前10時15分ごろ、同氏はバークレーベールで自ら警察に連絡。しかし現在のところ、同氏は起訴されていない。

警察が28日にバークレーベールの同氏の自宅を強制捜査したところ、州警察センターから不正に持ち出されたと思われる小火器が発見された。また29日には、中央海岸地区にある同氏の別の住宅からも、消火器の部品、様々な寸法の弾薬、工作機械、禁止兵器などが発見されたという。

ニューカッスル南部のボネルズベイとシドニー西部のレーラーパークで28日、マシンガンとサイレンサー、そして現金2万ドルが押収され、父親と息子の2人が起訴されたが、警察では今回の武器紛失事件が関連しているものだとみている。

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