【キャンベラ2日AAP】 2日、ABCラジオの番組に出演したボブ・カー外務相は、緊張が続く北朝鮮問題について、今週末、ギラード連邦首相と中国を訪問した際に、同国政府に対して国連の北朝鮮に対する制裁強化を支援するよう求めると話した。
カー外相は、今回の訪中で中国政府に対して、北朝鮮と緊密にある立場から朝鮮半島における緊張緩和に向け支援を求めるとし、北朝鮮が核兵器に利用できる可能性があるものを輸入できないようにする国連の制裁を強化するよう要請したいとした。
エマーソン貿易相は、現在の朝鮮半島における緊張状態が今週末に開かれるオーストラリア・中国首脳会談の内容に何ら影響を与えるものではないと強調。また、これまでのところ北朝鮮が攻撃的な活動を行っている形跡がないことを歓迎しながらも、同国の軍国主義的な態度は変わらず残念であると述べた。