【メルボルン28日AAP】 VIC州のメルボルン空港で数時間滞在した人が、はしかに感染したことが明らかになり、保健当局が注意を呼びかけている。患者は海外ではしかに感染したとみられ、今月19日、乗り換えのため数時間にわたりメルボルン空港に滞在したという。
VIC州保健当局のサットン医師は、今回の感染と今年に入り8件報告された感染との関連性はないとの見方を示している。最も最近の感染例では、シドニーからJQ517便でメルボルンへ移動し、午後3時30分から午後7時まで同空港ターミナルに滞在。その後、VA99便でメルボルンからクライストチャーチへ移動していた。
サットン医師は、予防接種を受けていない人がはしかに感染するリスクは非常に高いとしており、1966年以前に生まれた人ははしかへの免疫がついているが、1966年かそれ以降に生まれた人は感染しやすいとして、特に海外旅行へ出かける場合には、無料の予防接種を受けるよう呼び掛けている。