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在韓豪人の安全計画、北の威嚇に対抗

【キャンベラ4日AAP】   北朝鮮が核兵器で米国を攻撃すると威嚇したことを受けて、オーストラリア国防省は、韓国在住のオーストラリア人の安全を確保するための非常事態対処計画を作成した。

北朝鮮の核兵器宣言は、米国がグアム島の軍事基地を保護する動きに出たことへの対抗措置のようだ。同島は北朝鮮から南東およそ3380キロに位置し、6000人の米兵が勤務し、潜水艦や爆撃機を完備している。

北朝鮮の核兵器宣言の後、カー外相は中国に対し、北朝鮮を説得するよう要請した。

スミス国防相は、オーストラリアがこれまで北朝鮮に対し、韓国への威嚇的発言や行動をつつしむよう、公式かつ首尾一貫して要請してきたと述べた。同相によると、朝鮮半島には現在、国連代表団の一部として少数の豪兵が駐屯している。同相は、「観光やビジネス目的で非常に多くのオーストラリア人が韓国、特にソウルを定期訪問しているのでその安全確保のため、非常事態対処計画を用意した。もちろん、韓国、米国、国連当局と協力して実行される」と述べた。

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