【ブリスベン30日AAP】 ブリスベンで昨年11月からサービスが開始された電動スクーターで、すでに日に2人が負傷により病院に搬送されている事実を受けて、QLD州政府は安全キャンペーンを発足した。
州政府によると、昨年12月と今年1月の2ヶ月間で、新たな移動手段として試験運転が実施されている、最大時速25キロまで出る電動スクーターですでに120人が病院に搬送されているという。
王立オセアニア外科大学が今月発行した警告書によると、電動スクーター使用した負傷事故が急増しており、20歳から34歳からの若者層が全体の負傷者の66パーセントを占めているという。
マーク・ベイリー州運輸道路相は、警察は電動スクーター使用時の交通違反で捕まった人の数は300人に上るとしており、その多くがヘルメット無着用をしていると述べ「市民には安全運転で交通規則を守ってサービスを利用してもらいたい」と訴えた。