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難民船、ブルーム53キロ沖で強制停止

【パース15日AAP】   WA州のブルームの53キロ沖で14日、難民船だと思われる72人を乗せた船舶が発見され、強制停止させられた。同州では1週間前にも、別の難民船がジェラルトンに到達したばかり。

税関・国境警備局の発表によると、キンバリー地方のブルームから南西に約28.5海里の海上で、同船は監視航空機により発見され、軍艦HMASアララットによって強制停止させられた。72人の乗員のうち、数名が医療処置のためブルームに搬送された。現在、健康診断、身元確認、保安検査のために乗員らをクリスマス島へ移送する手続きが行われている。

WA州では先週にも中西部のジェラルトン港に、スリランカの難民船が到達している。66人の亡命希望者を乗せた同船は、5000キロの距離を数週間かけて到着した。またダーウィンでも先週、75人を乗せた難民船が到着している。

現行法では、本土にたどり着いた亡命希望者は、ナウルやパプアニューギニアのマヌス島の移民処理センターへの送還を回避できる。だが、労働党政権はこれを変更し、オーストラリア本土をアッシュモア諸島、カルティエ島、クリスマス島、ココス諸島と同様、移民ゾーンから除外する法案を現在、上院に提出中。

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