【キャンベラ16日AAP】 ボストンマラソンで爆弾2発が爆発して3人が死亡、100人以上が負傷した事件について、ギラード首相は「残虐で無分別」だと非難した。また政府にとって、ボストンにいるオーストラリア国民の安全が第一の懸念だと述べた。
首相はキャンベラで16日に報道陣に対し、「現時点ではオーストラリア人の犠牲者は報告されていない」とし、「ニューヨークの総領事館が調査を継続中であり、また外務省ができる限りの最新情報を提供している」と述べた。また、爆発の死亡者遺族らに追悼の意を表し、負傷者を支援する気持ちを伝えた。
一方、事件についてカー外相は、米国駐在の政府高官らが病院や地方自治政府、マラソン主催者らに連絡を取り、オーストラリア人が爆発に巻き込まれてはいなかったか確認を急いでいるとした。また、爆発の原因について、テロ攻撃であったのは確かだと述べた。