【ブリスベン2日AAP】 昨年、国内でイチゴに針が混入しているのが見つかり、全生産量の8%に当たる1,200万ドルの損失が出た。QLD州では業界を去る農家も出た。
同州のファーナー農業開発相は2日、「影響は著しかった。シーズン後半に起こったのがまだ救いだろう」と述べた。多くの農家がイチゴ数トンの廃棄処分を強いられたが、今シーズンを前に立ち直りを見せている。
一人の女がイチゴの中に針を隠したことを発端に、国内各地で模倣事件が発生した。自らスキャナーを導入し、イチゴの安全性を証明した農家も多い。サンシャインコーストで業界を去った農家らもいた。