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詐欺の元被害者を狙った成りすまし詐欺

【シドニー18日AAP】   オーストラリア犯罪学研究所(AIC)の職員を装い、過去に詐欺被害にあった人たちを狙って個人情報を盗み取ろうとする悪質な詐欺が発生している。詐欺の電話は通常、夕方あたりにかかってきて、パソコン情報などを聞き出し、最終的には金銭をだまし取る手口だという。

同研究所は18日の声明文の中で、「電話の発信者は当局に成りすまし、(過去の被害者らの)金銭を取り戻して犯人を起訴、あるいは破損したパソコンを修理すると言って援助を申し出る」とした。今回の手口は政府組織の高い評判を悪用しているところが、以前のナイジェリア・メール詐欺、ロマンス詐欺、投資詐欺などとは違うという。また、同研究所では研究を目的にしており、実際の詐欺事件の調査は行っていないとした。

オーストラリア統計局によると、10/11年度に詐欺にあったオーストラリア人は合計51万4500人。

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