国際

NZ同性婚可決、でも豪首相は依然反対

【メルボルン17日AAP】   同性同士のカップルの結婚を認める法案がニュージーランドで可決された。これにより、同国は世界で13番目の同性婚の承認国となり、またアジア太平洋では最初となる。一方、オーストラリアのギラード首相は、自身のこれまでの同性婚反対の姿勢を変えないことを強調した。

ニュージーランド政府では、同性婚を合法とする婚姻法修正案が賛成77票、反対44票という圧倒的多数で可決した。これを受けて、シドニー選出の無所属連邦議員で同性愛者の権利活動家のアレックス・グリニッジ氏は、同性婚賛成の動きを「止めることはできない」とした。また、「ニュージーランドができるなら、オーストラリアもできる」と述べた。

オーストラリアでは昨年、連邦議会で同性婚の合法化が議論されたが、ギラード首相が反対し、アボット野党党首も「良心に基づく投票」を拒否したため、失敗に終わっている。

一方、同性婚支援団体「オーストラリアン・マリッジ・イコーリティー」のロドニー・クルーム会長は、オーストラリアの1000組もの同性カップルが、結婚のためにニュージーランドを訪れるだろうと予測している。

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