【シドニー21日AAP】 オーストラリア・サッカー、Aリーグのグランドファイナルが、21日、シドニーのアリアンツ・スタジアムで4万2100人の観客を集めて行なわれ、リーグ戦1位のウエスタンシドニー・ワンダラーズと、同2位のセントラルコースト・マリナーズが対戦し、マリナーズが2-0で勝利し、グランドチャンピオンに輝いた。
グランドチャンピオンのマリナーズは4度目の挑戦で、初のAリーグ制覇を成し遂げた。マリナーズは、2カ月前はクラブの経営危機で、選手たちには給与が支払われない状態だったが、買収されて経営を立て直し、今回の優勝で危機を乗り越えた形となった。
試合は前半終了直前44分のヘディングシュートでマリナーズが先行。後半68分にはペナルティーゴールを決めて2-0とし、リーグデビューで快進撃を続けてきたワンダラーズを下した。
マリナーズのアーノルド監督は、「2年前、グランドファイナルでブリスベン・ロアーに負けたことが、我々にとって、あの屈辱は味わいたくない、今度こそは負けない、というやる気になった」と、勝因を語った。
小野伸二選手の所属するウエスタンシドニー・ワンダラーズは、チーム結成初のAリーグで、リーグ戦1位、グランドファイナル決勝進出と、輝かしいデビューとなった。
なお、マリナーズは23日のアジア・チャンピオンズリーグ出場のため、22日に韓国に旅立つ。