【シドニー22日AAP】 カンタス航空はNSW州政府と3000万ドル規模のパートナーシップを結び、シドニーや同州の地方観光地を海外に売り込むと発表した。またこれにより、オーストラリア国民も出張や旅行目的で同州各地を訪れることが期待される。
海外の売り込み先は日本や中国、東南アジアをはじめ、米国、英国、欧州、ニュージーランド。同州のオファレル州首相によると、パートナーシップ期間は3年間で、州政府による投資の同額をカンタス航空が支払う形式を取るという。最終的にはそれぞれが1500万ドルずつ出し合う予定。
同社のアラン・ジョイスCEOは、「シドニーはオーストラリアへの玄関口であり、オーストラリアへの海外旅行者の50%がシドニー空港に到着する」と述べた。2012年、同社のフライトを利用してシドニー入りした搭乗客数は120万人であり、他のいずれの航空会社に比べ2倍も多いという。