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内部体質が虐待の発覚を妨害、英国教会

【メルボルン22日AAP】   英国教会メルボルン大主教は、教会組織や地域団体で子どもが性的虐待の被害を報告しても、信じられるケースは少なく、時には逆に罰せられたことがあったと述べ、教会内部の体質に原因があったとした。

同教会のフライア大主教は22日のVIC州議会の審問に出席し、困難や恥ずべきことに対処したくないという体質が、子どもの信頼を裏切りたいとする者への絶好の機会を作ったと述べた。また、1950年代以来、メルボルン教区では虐待に関する46件の苦情が寄せられたが、大半は聖職者による虐待だったと説明。そのうち26件は、2002年以降に寄せられたとした。

一方、大主教は虐待容疑の警察への通報義務は承知しているが、告発者を「再び犠牲」にしたくないとして現行のケースに限り通報し、過去のケースは弁護士を通じて解決するよう勧めていると述べた。

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