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アパート建設契約 12カ月連続で減少

【シドニー4日AAP】 国内の今年3月の集合住宅建設が減少し、12カ月連続で減少したことが、オーストラリア産業グループ(AIG)とオーストラリア住宅産業協会(HIA)による調査で分かった。また、住宅建設の契約数も8カ月連続で減少していることも明らかになっている。

 

AIGのアナリストのバーン氏は「建設産業は向こう数カ月間、マイナス領域にとどまる可能性が高い」と述べた。調査によると、集合住宅セクターの新しい発注数は2017年9月以降、下落を続けているという。ただ、HIAのエコノミストのデヴィット氏は、過去数年間分の発注がたまっており、建設活動はしばらく高い水準を維持するとの見方を示した。

 

不動産コンサルティング会社のライダー・レベット・バックナル(RLB)によると、全国で住宅建設現場で稼働しているクレーン数は、3月末の時点で530基と、昨年6月の528基からほぼ横ばいだった。メルボルンでは、同期間に住宅建設用クレーンが新たに24基が加わり148基に、シドニーは14基の減で229基となっている。

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