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グリーンピースの船、環境保護を訴える

【ブリスベン27日AAP】   環境保護団体グリーンピースの船「レインボー・ウォリアー(虹の戦士)」号が、オーストラリア東部沿岸の6週間にわたるツアーを終え、26日、ケアンズ港に入港した。

これは石炭産業による珊瑚礁への環境汚染を訴える活動の一環で、大陸東部沿岸の都市や石炭積出港の候補地などを訪問して、地元の人々に環境保護の啓蒙活動を展開した。

活動家やグリーンピースのメンバー、約30人ほどを乗せたレインボー・ウォリアー号は、寄港した各地で、世界遺産のグレートバリアリーフに対する石炭産業の姿勢や、地球温暖化のリスクなどを訴えた。

グリーンピースでは、「オーストラリアの人々から心強い反応を得て、圧倒された。しかし、まだ多くの人は、グレートバリアリーフで石炭業界が何を計画しているのかよく知らないでいる」とし、世界遺産のエリアに石炭積み出しターミナルを建設するのは、珊瑚礁に大きな影響を与えると訴えた。

この後、レインボー・ウォリアー号は、インドネシアに向けて出航し、森林保護のキャンペーンを行なうという。

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