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連邦政府、メディケア税増税を検討か

【キャンベラ30日AAP】   ウォン連邦金融相は、メディケア(国民健康保険)税の税率引き上げを検討していることを示唆した。背景に、全国障害者保健制度(NDIS)の導入による予算捻出があるとみられている。伝えられている増税率は現行の1.5%から2%の0.5%。これにより、来年度予算において32億ドルの増収が期待されている。

ウォン金融相は30日、ABCラジオでのインタビューで、メディケア税増税について明言は避けたものの、「連邦政府は複数のオプションを検討中で、それが何であれ障害者のためにできることをすべきだ」と述べた。

連邦政府は先日、予想されている国家収入が12億ドル減となることを発表したばかり。ホッケー影の財務相は、「メディケア税を増税させても12億ドルの穴を埋められるものではなく、NDIS対策には充分ではない」とし、連邦政府の対応の甘さを非難した。障害者支援団体「People with Disability Australia」の代表は、増税によって障害者の生活が保障されることを願うと述べた。

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