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ギャングリーダー、爆弾設置容疑で逮捕

【シドニー30日AAP】   昨年7月に発生した、パブに爆弾が設置された事件に関して、NSW州警察は30日、シドニー南西部グレーンステーンズにあるギャングのリーダー宅など10軒を家宅捜索し、このリーダーを逮捕した。

逮捕されたのは「コマンチェッロ」のリーダー、ジャコモ・ディピジオ(34)を含む男7人と女1人。家宅捜索はシドニー全土に点在する住宅や事務所などで行われ、ギャング対策班、爆弾処理班、警察犬部隊、暴動処理班などからおよそ130人の警官が導入された。家宅捜索では、コカインやアイス、覚せい剤などの違法薬物や現金4万5000ドルが押収された。

ディピジオ容疑者は、昨年7月、シドニー南西部ミルペラにあるホテル・パブにタイマー付き爆弾を設置したとして起訴された。事件当時、現場には約20人の宿泊客がいたが、タイマーは残り17分のところで停止し事なきを得た。警察では、爆弾が爆破していれば大惨事になったと話している。このホテルは、1984年にもコマンチェッロとそのライバルのギャング、バンディードスが銃撃戦を展開したことで知られており、7人が死亡した。

ディピジオ容疑者は30日、フェアフィールドにある裁判所に出廷。弁護士によると、同容疑者は、7日までに保釈申請を行う予定だという。

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