【キャンベラ10日AAP】 連邦政府のモリソン首相は、酪農家や合法に営業しているビジネスを標的に、抗議行動や違法行為をエスカレートさせている菜食主義者について、嫌がらせ行為などを取り締まるための法改正を行う方針を明らかにした。
菜食主義者団体の「オージー・ファーム」は、酪農家らに対し嫌がらせを行うため、農家の場所などを示す個人情報を利用しているもので、モリソン首相は「農家への不法侵入など犯罪行為によって、コミュニティに被害をもたらした場合、最大12か月の禁固刑を科す」と述べた。
オージー・ファームはサイト上に、動物の虐待を行っているとして全国の酪農家マップを掲載している。今月8日にはVIC州、NSW州、QLD州で全国的な抗議キャンペーンを展開し、数十人に上る逮捕者が出ており、過激化する抗議行動の取り締まりを求める声が上がっている。