【キャンベラ11日AAP】 連邦政府のモリソン首相は11日午前、コスグローブ総督を訪問後、連邦の総選挙を5月18日に実施すると発表した。経済政策を選挙キャンペーンの中心に置く方針をあらためて示したが、先に行われた世論調査では、5年半続く保守連合(自由党・国民党)が、労働党に引き離されつつあるという結果が出ている。
モリソン首相は、国民に対し、労働党に「引き返している時ではない」と述べ、自由党への支持を求めたが、これに対し野党労働党のショーテン党首は、「ごく一部の富裕層だけではなく、一般的な国民にとっての利益を頭に置いて経済政策を進める」と返した。
上院では、定数76議席の半数にあたる38議席の改選選挙も行われるが、保守連合か労働党のどちらかが大半を確保するといった状況にはならないと予想される。