【キャンベラ9日AAP】 オーストラリア統計局が9日発表したところによると、4月の新規雇用数は5万100人という驚異的な数値を記録し、平均失業率も5.5%に下がった。
経済学者らは当初、同月の新規雇用数の増加が1万1000人程度にすぎないだろうと予想し、失業率も5.6%台にとどまるとみていた。しかし実際には、フルタイムの労働者数が3万4500人、パートタイムが1万5600人も増加した。
州別の失業率を見てみると、その結果は様々だった。まずNSW州は5.5%から5.3%に下がり、QLD州も5.9%から5.6%に低下した。SA州も5.8%から5.7%へとわずかながら低下した。一方VIC州では、5.7%から5.8%に上昇し、TAS州でも7.3%から7.5%に上昇。またWA州では4.8%から5.2%へと大きく上昇した。
NT準州の失業率は4.4%から4.5%に上昇した一方で、首都特別地域(ACT)では4.6%と横ばいだった。