政治

共和制推進運動が再出発

【シドニー10日AAP】   オーストラリアの国家元首には英国女王ではなく、オーストラリア市民がなるべきという、共和制推進運動を再び行なおうと、10日、シドニー市内で資金集めのための夕食会が行なわれた。

夕食会には、作家で自由党議員のトム・キニーリー氏、共和制推進運動前代表のマルコム・ターンブル氏、現代表で大学教授のジェフ・ギャロップ氏、俳優のブライアン・ブラウン氏などが参加した。

共和制推進運動は、現時点では、国民の選挙によって選ばれる大統領か、超党派的な議会によって選出される国家元首か、いずれにも決めてなく、まずは国民投票に向けて、一般に支持される共和制のモデルを作っているところだ。

また、ターンブル氏は、所属する野党の党首トニー・アボット氏が忠実な君主制論者だということについて、「まったく問題はない」とした。

共和制論議は、1999年の国民投票で僅差で君主制の存続が決まって以来、盛り上がりを欠いてきたが、世論調査では国民の半数が以上が共和制を支持していることから、共和制推進運動の再出発が注目される。

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