【キャンベラ15日AAP】 オーストラリアは高技能者の移民先としての人気国の地位を保守しているが、世界ランキング調査では豪ドル高の影響で米国と英国に負けて3位に甘んじた。
この国際調査では90か国の2000人以上を対象に、キャリア上の機会と希望の移転先を質問した。その結果、昨年は英国の次に人気があった2位のオーストラリアが、今年は3位に降格した。
それでも依然人気のオーストラリアについて、調査を委託した国際人材紹介会社のハイドロゲン・グループは、「石油とガスが引き続き成長分野であり、異色の経験を持った専門家への需要が高まっている」と分析。また、「生命科学や薬学分野、特に臨床研究開発や規制関連・準拠面での専門家への需要も高まってきている」とした。さらに、「現在はクラウド技術や解析学、大量データストレージの領域で成長が盛んな技術拠点」だとした。