【シドニー15日AAP】 NSW州議会の審問会で、末期患者に大麻の使用を許可すべきかどうかが議論されている。奨励案が採択された場合、特定の病状の患者が最大15グラムの乾燥大麻を所持、使用することが認められることになる。
しかし問題は、大麻の自家栽培が禁止されていることであり、密売人から購入する必要があることだ。そこで奨励案では、万が一、末期患者が逮捕や起訴された場合でも刑事制裁を免れるよう、政府が薬物乱用密売法を改正することを奨励している。
ただし対象患者は、あらかじめ専門医から、治癒不可能な病気であるとの認定を受ける必要がある。また患者は介護者とともに登録を行わなければならず、慢性痛の患者は対象外となる。